こんにちは。 私がレッスンを行う際の重要ポイントとしてあげているのが、このタイトルにある「現地・現物」という考え方です。
もともと製造業(トヨタ 等)や小売業(セブンイレブン 等)の現場で多様されている言葉です。
たとえば、昨年行ったブートキャンプ in 京都では、「英語で京都を説明する」と題して、先斗町のとある懐石料理屋にて英語で懐石料理そのものの説明を行いました。
事前にその日だされるメニューを調べ、翻訳し、典型的な説明的文章に置き換えておきます。また難しそうな単語・英語にならなそうな食材は、日本語の説明も含めて、英単語リストにしておきます。 参加者の方々は実際にその場にいって、懐石料理の雰囲気を味わいながら、出されたものをみて、「それが何か」を英語で説明するのです。
もちろん、説明はその人独自のもので構いません。 本の通りでは逆に面白みにかけてしまうからです。 あくまでその人が知っている知識、与えられている教材、そしてその場の雰囲気を加味して説明することが重要だと言えます。
iBEC Academyではクラス内コーチングにおいてもできるだけこの考えを取り入れるため、実際に受講生様の業務に直結した説明エクササイズ・プレゼン・ミーティング・ディスカッション・単純会話をレベルに応じて取り入れるようにしています。
また大阪の企業研修においても、「現地・現物」発想は基本理念として取り入れています。 一般的な英語も扱う傍らで、必ずその企業様特有の商品やビジネスを使ったトレーニングをどのカリキュラムにも採用しています。
確かに我々サイドの手間はハンパじゃなくかかります。 でもそうすることが受講生にとっては一番有益だと思うので、これからも気をゆるめることなく続けていきたいと思っています。
「受講生が我々に合わせる指導法ではなく、我々が受講生の能力を引き出すにはどうしたら良いかという視点で指導をとらえる。 そして受講生ひとりひとりの多様性を認める。」
この発想がさまざまな分野でグローバルに英語を駆使できる人財をそだてる基本だと私は信じています。




