こんにちは。 今回は、英語研修とOJTについて書きます。 昨今、大阪でも多くの企業で「英語」を研修体系の一部として組んでいるところが増えています。 グローバル化の波に乗り遅れないよう国際派人財を育成するためです。 が、研修結果が「いまいち」という声が少なくありません。 いまいちと感じる理由として主に以下の3点が挙げられます。
1.英語は「研修内学習」のみで大丈夫という認識 「業務を英語で行うため」に英語研修を採用される企業様は多いと思います。 ただ、「実際に使用機会がない」と学習者のモチベーションが上がりません。
そこで大事なのが、研修とOJTの組み合わせという発想です。
とくに技術系の方の場合には英語への苦手意識が強く、業務で使わない限りは避けたいのが本音のことが多いかと思います。 必要性があって、はじめてそれにマッチするだけの学習モチベーションが出るとお考えください。
2.学習時間への認識の差 多くの経験者・研究者の間では、素養のない方が英語をやる場合、2000~3000時間の継続的学習時間は必要との認識が共通です。
単純に一日2時間の研修x週一回で20回やった場合、40時間程度の消化時間となります。 課題もなければ、それでおしまいです。 単純計算をして、どれだけたくさんの量の研修をくむべきかおわかりいただけるかと思います。
やはりここでもそうですが、研修ばかりにお金を入れることが本筋とは言えません。 実際に海外に出向かせたり、外国のお客様に積極的のアプローチをさせて、実務経験をつませることが大事です。
通常業務に対して、「一人前になるには、Off JTとOJTを組み合わせて1年(3000時間程度)、3年(1万時間弱)」等が必要なように、英語で通常業務をこなすにも、それくらいのスパンで考えることが非常に大事です。
3.英語を「座学」としてとらえている。 結局多くの学習者が行いたいことは、英語に関する過度の(マニア的)知識習得ではありません。それは英語好きの方々や学習意欲が出た方々が楽しみとして行えばよいかと思います。
多くの方にとって、1000語でも3000語でも 、知っている単語の中からそれを「どう使うか?」という方がより関心が高いことです。
例えば、簿記2級の試験に通っただけでは経理のエキスパートにはなれないのと同じで 、英語の「座学」だけでは英語の実務はこなせないことはおわかりいただけるかと思います。 業務やスポーツ、楽器などと同じように、practice & perform の連続が自信と技術を育むのです。
お困りの研修担当者の方に、ご参考になれば幸いです。
藤村
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