今回は英語の学習時間短縮法について書かせていただきます。
大阪校でもよく聞かれますが、以前から書かせていただいているように、英語学習は案外時間がかかってしまいます。 0から始めた状態では数千時間単位でやらないとなかなかモノにはなりません。これは英語で生活や仕事することとほぼ同じです。
では、そんなに時間を使えるかというと、忙しいビジネスマンにとってはなかなかその機会がとれないのも事実です。
そこで大事になってくるのが、「目的を絞る」という考え方です。 その例として、2種類挙げてみたいと思います。 [1]資格優先型 1.「TOEIC(リスニング・リーディング)の100点アップを半年以内で達成する」 2.「スピーキング・ライティングをCEFR基準で2+ (Intermediate level)まで持っていく。(CEFRは最近指導者の間で注目され始めた指標で、EUが基準としている英語力の指標です。日本で受けられるテストとしてBULATSがあります。)」 これらは世間的に客観的であると認められ、履歴書に書けるものです。
[2]実務優先型 1.「エンジニアとして海外に出かけて、なんとか作業をして帰ってくることができるようになる。」 2.「海外営業として、お客様の前でプレゼンができる。」
3.「お客様からのメールに返答することができる。」 これらは一般的に「CanDo」(何ができる)として考えられ、自己評価や上司・同僚の評価の対象になります。 残念ながら現在のビジネス英語能力テストは、「英語での実務能力」と必ずしも連動しないため、分けて考えることが重要です。 最初に述べた数千という時間は、上記の項目やスラング・自分が普段使わない用語・やりとりの習得等が全てミックスされた時間ですので、「自分にとっていらない能力」は省いて考えることが大切です。
自分にとって必要のない学習は何か、を見つけ出すことにより、大幅な時間短縮が実現可能です。 一番の問題は、「自分の到達したいゴールが絞れずに学習してしまうこと」だとお考えください。ご自身で見つけ出すのが難しい際には、専門家によるカウンセリングをお勧めします!




